築100年の古民家を改装したギャラリーで本格的な漆塗りと蒔絵の体験をしよう!

留学生塗り体験

2019年9月にリニューアルした「うるしギャラリー久右衛門」

築100年の古民家を改装したギャラリー。

1階はギャラリー兼工房。

2階はギャラリー兼休憩スペースとなっています。
落ち着いた雰囲気ですね。

こちらは、古くからの歴史を感じさせる、手動で回転させる漆室(むろ)。
いまはほとんどが機械式なので、実はとてもめずらしいのです。

まずは漆塗り体験にチャレンジ!

好きなサイズ・形状のお椀を選びます。材質はすべて高級漆器と同じ木製です!

今回、塗りを教えてくれたのは、この道50年の大ベテランの杉本陽一さん。

杉本さんは元々は岐阜県のご出身。
人のご縁で河和田にやってきた時、塗師の仕事を見て
「地道にコツコツとやるこの仕事は、きっと自分に合う」
と直感し、この道に進むことを決めたそうです。

その後、5年間の修行と2年間の丁稚奉公を経て、ひとりの職人として独立。
お椀など丸物の塗り一筋でやってきました。

「自分が塗った漆器を誰かが使ってくれると思うと、半端な仕事はできない」
と杉本さんは話します。

物腰がやわらかく、丁寧に教えてくれる杉本さん。

簡単なように見えて、均一に塗るには意外とコツがいるんです。

今回体験したのは、東京の大学院に通う留学生。
3名とも中国の方でしたが、漆器にはあまり馴染みがなかったとのことでした。

塗り終えたお椀は1ヶ月ほど乾燥させてから、指定の住所に送ってもらえます。
どんな仕上がりになるのかとても楽しみですね!

続いて蒔絵体験に挑戦!

蒔絵を教えていただいた森田さんは、中学を卒業して16歳で蒔絵師に師事。
森田さんは小さいときから絵を描くことが好きで、元々は漫画家になりたかったそう。しかしあるとき、漆器に描かれた蒔絵を見て感動し、
「これなら自分のやりたいことと近いかも」
と考え、この道に入ったそうです。

その後、同じ工房で蒔絵の修行をしていた女性とご結婚。
いまでは奥様といっしょに蒔絵の仕事をされているそうです。
ご夫婦ともに職人さんというのは、非常にめずらしいですね。

まずは自分のお好みのデザインの皿や下絵を選びます

好きな色・かたちのお皿を選ぶことができます。すべて木製。

気に入ったデザインを選び、まずは職人さんに下絵を施してもらいます。

下絵をなぞるように蒔絵を施していきます。
金、銀、白、赤、青、黄など、どんな色でも作り出すことができます。

きれいに線を描くコツを職人さんから伝授してもらいます。

出来上がりました!!完成品は箱に入れてそのままお持ち帰りいただけます。
世界にひとつしかない、自分だけの漆器。ぜひ大切にお使いください。

最後は、ひとつのお皿に職人さんと体験参加者がそれぞれ蒔絵を施した作品を作りました。

漆器で飲む久右衛門オリジナルコーヒー!

体験後は、久右衛門オリジナルブランドのコーヒーを飲みながら、職人さんとゆっくりお話できます。
漆器で飲むコーヒーは、また格別の味がしますよ!


体験名称1,漆塗り体験  2,蒔絵体験
(所要時間:それぞれ約1時間)
主催株式会社 丸山久右衛門商店
https://www.9emon.co.jp/
場所うるしギャラリー久右衛門
福井県鯖江市河和田町16-12 
鯖江市街から車で約15分
地図
体験申し込みTABICA(外部サイト)からお申し込みください
体験料漆塗り体験…5,500円(税込)
体験料、材料費、コーヒー代
※完成商品の郵送をご希望の場合、当日別途送料がかかります。
ギャラリー営業時間8時30分から18時00分
ギャラリー定休日不定休
駐車場有(3台)